Uber Eats(ウーバーイーツ)とmenu(メニュー)は、スマホで簡単に商品が注文できるフードデリバリーサービスです。
また、Uber Eats 配達パートナーとmenu(メニュー)配達クルーは、どちらもお店(レストラン)から注文者へ商品を配達することです。
そこで、Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーは「それぞれ何が違うのか?」、「契約形態、配達エリア、報酬などがどう違うのか?」気になるところですよね。
こんな方におすすめ
- Uber Eats とmenuどちらも個人事業主として契約。
- Uber Eats とmenuどちらも18歳以上なら登録できる。
- Uber Eats とmenuどちらも全国でエリア展開中。
- Uber Eats とmenuの報酬はそれぞれ算出方法が違う。

Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーでは、報酬の算出方法や配達エリアなどに違いはありますが、基本的なところは同じと考えて問題ありません。
ただ、menu配達クルーのサービスは、Uber Eats 配達パートナーよりもあとから開始されているので、知名度としてはUber Eats の方があります。
また、注文数(配達依頼)も数もUber Eats の方が多いので、稼働するのであればUber Eats 配達パートナーがおすすめです。
ちなみに、Uber Eats とmenuはどちらも個人事業主なので、自分にあう環境を見つける意味でも、両方に登録して掛け持ち稼働してみるのも良いですね‼︎
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Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの契約形態
「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー」と「menu(メニュー)配達クルー」の契約形態について解説していきましょう。
個人事業主として契約
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」は、どちらも「個人事業主」として契約します。
個人事業主なので、登録するのに面接もありませんし、履歴書や職務経歴書を提出する必要もありません。

また、報酬を稼ぎたい時にだけ稼働するということもできるので、いつでも稼働できるように登録しておくのがおすすめです。
配達できる時間(営業時間)
配達できる時間(営業時間)は、
営業時間帯
- Uber Eats : 9:00〜24:00(一部8:00〜25:00)
- menu : 11:00〜23:00(一部24時間)
となっています(※エリアやお店によって違う場合があります)。
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」どちらも配達できる時間が長いので、自由に稼働する時間帯を選ぶことが出来ます。
menuは、エリアによって「24時間営業」していますから、menu配達クルーとしては、それぞれのライフスタイルにあわせて稼働することが出来ますね‼︎
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの登録条件
「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー」と「menu(メニュー)配達クルー」に登録するための条件を解説していきましょう。
登録できる年齢
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーは、どちらも「満18歳以上」なら登録して稼働できます。
ただ、Uber Eats 配達パートナーは、18歳以上でも高校生だと学生証が身分証として使えないので、マイナンバーカードなど公的機関が発行する証明書を発行しておきましょう。
登録できる配達車両
Uber Eats 配達パートナーやmenu配達クルーとして稼働するには、配達するための車両が必要です。
Uber Eats 配達パートナーが使える車両
- 徒歩(一部エリア)
- 自転車(レンタル可)
- 原動機付自転車
- 125cc以上の軽自動車・バイク
Uber Eats 配達パートナーの配達車両は、個人で所有しているものでなく、レンタルやシェアされているものを利用しても構いません。

なので、Uber Eats 配達パートナーは、稼働するエリアによって配達車両がなくても登録・稼働が可能です‼︎
menu配達クルーが使える車両
- 自転車(レンタル可)
- 原付第一種(排気量50cc以下)
- 原付第二種(排気量51〜125cc)
- 軽二輪(排気量126〜250cc)
menu配達クルーの配達車両も同様に、レンタルした車両を利用しても稼働することができます。
登録に必要なもの
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの登録に必要なものを解説します。
身分証明証
Uber Eats 配達パートナーやmenu配達クルーは、個人事業主として契約しますので、公的機関が発行している身分証明書が必要です。
身分証明書として利用できるのは、
身分証明書の種類
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード(写真付き)
- 学生証+健康保険証(学生のみ)
といったものが認められています。

Uber Eats 配達パートナーは、顔写真付きでも学生証は身分証として使えないので気をつけましょう。
スマートフォン
Uber Eats 配達パートナーやmenu配達クルーは、それぞれ専用アプリをインストールして稼働するので、スマートフォンが必要です。
menu配達クルーの場合、特に推奨している機種はありませんが、Uber Eats 配達パートナーの場合は、iOS端末のトラブルが少ないため「iPhone」が推奨されています。
ただ、最近では、Uber Eats 配達パートナーもAndroid端末を使っている人も多いので、あえて機種を変更する必要はありません。
銀行口座
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」として「稼いだ報酬」を振り込んでもらう「銀行口座」が必要です。
Uber Eats 配達パートナーの場合、
登録できない銀行
- 農協
- 信連JA
- 一部の信用組合
- 一部の信用金庫
- 漁協
- 魚連JFA
- 労金
- 一部のネット銀行
上記の銀行を指定することができません。
Uber Eats が銀行口座として推奨しているのは「三菱UFJ銀行」と「三井住友銀行」の2つです。

しかも、Uber Eats 配達パートナーの報酬は「週単位」で振込されるため、トラブルの多い銀行を指定してしまうと、それだけで結構な時間を費やしてしまいますから、できれば「三菱UFJ銀行」と「三井住友銀行」どちらかの口座を登録するのがおすすめです。
一方、menuは、どの銀行口座を登録しても問題ありません。
どの銀行でも登録出来ますから、報酬の振込によるトラブルを心配する必要がないので安心です!
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの配達エリア
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーとmenu(メニュー)配達クルーが、それぞれの稼働できるエリアを解説していきましょう。
全国47都道府県ごとに、Uber Eats とmenuのサービス提供エリアを比較してみました。
エリア | Uber Eats (ウーバーイーツ) |
menu (メニュー) |
|
北海道エリア | 北海道 | ◯ | ◯ |
東北エリア | 青森県 | ◯ | ◯ |
秋田県 | ◯ | ◯ | |
岩手県 | ◯ | ◯ | |
宮城県 | ◯ | ◯ | |
福島県 | ◯ | ◯ | |
山形県 | ◯ | ◯ | |
関東エリア | 東京都 | ◯ | ◯ |
神奈川県 | ◯ | ◯ | |
埼玉県 | ◯ | ◯ | |
千葉県 | ◯ | ◯ | |
栃木県 | ◯ | ◯ | |
茨城県 | ◯ | ◯ | |
群馬県 | ◯ | ◯ | |
山梨県 | ◯ | ◯ | |
中部エリア | 静岡県 | ◯ | ◯ |
愛知県 | ◯ | ◯ | |
岐阜県 | ◯ | ◯ | |
長野県 | ◯ | ◯ | |
新潟県 | ◯ | ◯ | |
富山県 | ◯ | ◯ | |
石川県 | ◯ | ◯ | |
福井県 | ◯ | ◯ | |
近畿エリア | 京都府 | ◯ | ◯ |
大阪府 | ◯ | ◯ | |
兵庫県 | ◯ | ◯ | |
三重県 | ◯ | ◯ | |
滋賀県 | ◯ | ◯ | |
奈良県 | ◯ | ◯ | |
和歌山県 | ◯ | ◯ | |
中国エリア | 鳥取県 | ◯ | ◯ |
島根県 | ◯ | ◯ | |
広島県 | ◯ | ◯ | |
山口県 | ◯ | ◯ | |
岡山県 | ◯ | ◯ | |
四国エリア | 高知県 | ◯ | ◯ |
愛媛県 | ◯ | ◯ | |
香川県 | ◯ | ◯ | |
徳島県 | ◯ | ◯ | |
九州エリア | 福岡県 | ◯ | ◯ |
佐賀県 | ◯ | ◯ | |
熊本県 | ◯ | ◯ | |
長崎県 | ◯ | ◯ | |
宮崎県 | ◯ | ◯ | |
大分県 | ◯ | ◯ | |
鹿児島県 | ◯ | ◯ | |
沖縄エリア | 沖縄県 | ◯ | ◯ |
表だけみると、Uber Eats とmenuどちらも全国に対応しているように見えます。

特にmenuは、急速にエリアを全国に拡大しているので、都道府県によってはまだ対応していないところも多いでしょう。
一方、Uber Eats の方は、各都道府県の主要都市だけでなく、周辺までカバーしているエリアも多くなっています。
急速にエリアを拡大しているmenuに比べると、徐々にエリアを拡大してきたUber Eats の方が配達パートナーとしては稼働しやすいですね!
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの報酬算出方法
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーとmenu(メニュー)配達クルー、それぞれの報酬について解説していきましょう。
Uber Eats 配達パートナーは、エリアによって報酬が違うので、ここでは「東京都内で稼働すること」を想定しながら解説してきます。
基本的な報酬の仕組み
Uber Eats 配達パートナーは、
Uber Eats とmenuの報酬
- Uber Eats 報酬 = 配達調整金 + プロモーション - サービス手数料
- menu 報酬 = 配達報酬=基本料金 - サービス手数料(10%) + インセンティブ
という計算式によって報酬が決まります。
ですが、「基本料金」や「プロモーション(インセンティブ)」の中身はそれぞれ違います。
基本料金
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」の基本料金を見ていきましょう。
Uber Eats 配達パートナー基本料金
Uber Eats 配達パートナーの基本料金は、
基本金額(ベース) + 配達調整金(受取・受渡・距離・予定時間報酬)
という計算式で算出されます。

【基本金額】
基本金額は配達で獲得する配送料の基準となる金額です。配達に費やす予定の時間、距離また、商品の受け取り場所や届け先が複数あるかどうかを基に算出されます。
【配達調整金】
以下のような特定の状況において、基本金額に加えて配達調整金が加算されることがあります。
- 通常の目安よりも交通状況が混雑している場合
- 通常の目安よりも商品の受け取り場所での待ち時間が長い場合
- 配達パートナーの数が少なく通常よりも配達の需要が多い場合
Uber Eats 公式より引用
上記のように、1件の配達状況によってこまかく報酬が変わってくるシステムに変更されています。
また、走行距離料金の対象は「レストランから注文者まで」となっているので、現在地からレストランへ料理を受け取りに行くまでの距離はカウントされません。
Uber Eats の新料金体系は2021年5月より全てのエリアでスタートしたばかりなので、menuの報酬と比較するまでに至っていません。
Uber Eats の新料金体系は、以前よりも報酬が高くなったという前向きな意見と、以前よりも下がったという意見があります。
なので、Uber Eats の新料金体系に関しては、しばらく動向を見守る必要がありそうですね。
menu配達クルー基本料金
menu配達クルーの基本料金は、
固定金額(260円)+走行距離料金(距離 x 距離 x 20円)
といように「固定金額」と「走行距離料金」によって、基本料金が決まります。
走行距離料金は「現在地→レストラン→注文者」というように、今いる現在地から注文者まで「すべての距離」が対象となります。
menu配達クルーは、配達リクエストを受けた地点から距離報酬としてカウントされるので、ピックアップするレストランまでの距離が近くても遠くても気にせず稼働できますね。
Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルー報酬の比較
例えば、現在地からレストランまで「距離1km」、レストランから注文者まで「距離2km」の場合の報酬を計算してみましょう!
menu 配達クルー |
Uber Eats 配達パートナー |
|
固定料金 | 260円 | ー |
受取料金 | ー | 新料金体系 による変動制 |
受渡料金 | ー | |
走行距離料金 | 合計距離 x 合計距離 x 20円 | |
ブースト倍率 | ー | ー |
サービス 手数料 |
無料 | 10% |
報酬額合計 | 変動 (距離) |
変動 (距離・時間など) |
menu配達クルーは、キャンペーン期間中はサービス手数料が無料となっています。

また、menu配達クルーは、配達依頼を「受けた地点(現在地)」から「注文者(ユーザー)」までの走行距離が報酬となります。
現在地からレストランまでの距離が2km、配達先までの距離が2kmだと、合計580円(固定料金260円+距離料金320円)ということになります。
一方、Uber Eats 配達パートナーの旧料金体系だと、料理を受け取る「レストラン」から「注文者」へ届けるまでの走行距離しか報酬になりませんでした。
ですが、新料金体系に変更されてから、配達距離やピックアップ先での待ち時間など、その都度報酬が変動するようになったため、単純に比較することができません。
今後、Uber Eats の新料金体系が、どのようになっていくのか動向をチェックしていく必要がありますね。
インセンティブの仕組み
インセンティブは、通常の配達報酬以外に受け取れる「追加報酬」のことです。
ブースト(倍率)の仕組み
ブーストは、特定のエリア(地域)に「一定の倍率(1.2倍〜)」が適用されて、報酬が増額する仕組みです。
「Uber Eats 配達パートナー」や「menu配達クルー」やが少ないエリア(地域)だったり、ランチタイムなど注文が多いエリアだと、配達報酬に「ブースト倍率をかけた報酬」を受け取ることが出来ます。
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」どちらもブーストの仕組みはほとんど同じですね。
ランクアップ・クエストの仕組み
「Uber Eats 配達パートナー」と「menu配達クルー」それぞれ配達回数を積み重ねていくことで得られる特別報酬があります。
menu配達クルーは「ランクアップ」、Uber Eats 配達パートナーは「クエスト」というような言い方をしています。
「ランクアップ」や「クエスト」による特別報酬は、エリア別や特別な期間で発生することが多いので、その都度確認しながら稼働するのがおすすめです。
まとめ(Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルーの違い)
「Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナー」と「menu(メニュー)配達クルー」の違いについて解説してきました。
ここまで説明してきたように、基本的な「業務形態」や「報酬の仕組み」はほとんど同じですので、どちらに登録しても問題なく稼働することができます。
Uber Eats とmenuどちらの配達パートナーとして稼働するか迷ってしまう方は、両方とも登録して稼働してみるのがおすすめです。
どちらも個人事業主として登録するため、掛け持ちで稼働しても問題ありません。
なので、Uber Eats 配達パートナーとmenu配達クルー両方登録して、どちらの方が自分にあっているか体験してみましょう!