配達パートナーといえば「Uber Eats(ウーバーイーツ)」というイメージでしたが、出前館、menu(メニュー)、DiDi Food(ディディフード)なども加わり、業界全体が盛り上がっている状況です。
また、どのフードデリバリーサービスの配達パートナーも業務委託なので、自分の好きなタイミングで稼働できますから、時間に縛られない働き方を選ぶ人も増えているということですね。
一方で、どこの配達パートナーに登録すれば良いか迷う人も多いのではないでしょうか?
この記事でわかること
- 各フードデリバリーサービスの対応エリア
- 各フードデリバリーサービスのシステム
- 各フードデリバリーサービスの報酬の仕組み
- 各フードデリバリーサービスの選び方

その理由は、Uber Eats のシステムや稼働時に使うUber Driver アプリが使いやすく、初心者でも安心して配達業務を行うことができるからです。
なので、これから配達パートナーとして稼働しようと考えている方は、Uber Eats からスタートしてみましょう!
フードデリバリーサービスで人気が高い、Uber Eats(ウーバーイーツ)、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)配達パートナーを比較しています。
これから配達パートナー登録を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!
Uber Eats 、出前館、DiDi Food、menuの対応エリア
業務委託による配達パートナーとして稼働する場合、稼働したいエリアが「サービス対応エリアかどうか?」知っておく必要があります。
Uber Eats(ウーバーイーツ) 、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)いずれかの配達パートナーに登録しても、対応エリアまで行ければ稼働できませんよね。
まず、配達パートナーとして稼働しようとしているエリアが対応しているかどうかを確認していきましょう。
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
対応 エリア |
Uber Eats | 出前館 | DiDi Food |
menu |
北海道 | 北海道 | 北海道 | ー | 北海道 |
東北 | 青森県 岩手県 秋田県 山形県 宮城県 福島県 |
青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 |
ー | 青森県 岩手県 秋田県 山形県 宮城県 福島県 |
関東 | 東京都 埼玉県 千葉県 栃木県 群馬県 神奈川県 |
東京都 埼玉県 千葉県 栃木県 群馬県 神奈川県 |
ー | 東京都 埼玉県 茨城県 千葉県 栃木県 群馬県 神奈川県 |
中部 | 新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 愛知県 静岡県 山梨県 |
新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 愛知県 静岡県 山梨県 |
愛知県(21年4月頃) | 新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 愛知県 静岡県 山梨県 |
近畿 | 三重県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 滋賀県 |
三重県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 滋賀県 |
大阪府 京都府 兵庫県 |
三重県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 滋賀県 |
中国 | 広島県 島根県 岡山県 鳥取県 山口県 |
広島県 島根県 岡山県 鳥取県 山口県 |
広島県(21年3月下旬) | 広島県 島根県 岡山県 鳥取県 山口県 |
四国 | 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 |
ー | ー | 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 |
九州 沖縄 |
福岡県 長崎県 佐賀県 宮崎県 大分県 熊本県 鹿児島県 沖縄県 |
福岡県 長崎県 佐賀県 熊本県 鹿児島県 沖縄県 |
福岡県 | 福岡県 長崎県 佐賀県 宮崎県 大分県 熊本県 鹿児島県 沖縄県 |
上の表を見ても分かるように、フードデリバリーサービスによっては、対応していないエリアが多いですよね。
その中でも、Uber Eats の対応エリアは圧倒的に広いので、多くの人がUber Eats 配達パートナーに登録・稼働しています。
今後も、Uber Eats は、サービス提供エリアを徐々に広げていくことが予想されるので、いろんなエリアで稼働したいのであれば、Uber Eats 配達パートナーに登録するのがおすすめです。
ただ、東京都や大阪府など、フードデリバリーサービスが共通しているエリアで稼働を検討している方は、稼働システムや報酬についても知っておいた方が良いでしょう。
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Uber Eats 、出前館、DiDi Food、menuの稼働システム
Uber Eats(ウーバーイーツ) 、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)配達パートナーとして「稼働する時のシステム」について解説していきましょう。
配達リクエスト(配達依頼)
配達リクエストとは、配達パートナーに配達業務を依頼することです。
それぞれフードデリバリーサービスによって、配達パートナーに配達クエストをする方法が違います。
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
配達リクエスト | Uber Eats | 出前館 | DiDi Food | menu |
早押し | ー | ○ | ー | △ |
GPS (位置情報) |
○ | ー | ○ | △ |
自動注文受付 | ー | ー | ○ | ー |
配達リクエストには、主に「早押し」と「GPS(位置情報)」といった2種類のシステムがあります。
早押しシステムは、文字どおり届いた配達リクエストを最も早く受けた配達パートナーが業務を行うことができる仕組みです。
一方、GPS(位置情報)は、注文があったレストランに近い配達パートナーを選択して配達リクエストを送るので、配達パートナーの位置情報をもとにシステムが判断しているんです。
Uber Eats やDiDi Foodは、効率的に業務を行えるように、位置情報による配達リクエストのシステムを利用していますが、出前館、menuは早押しシステムを導入しています。
DiDi Foodは、自動注文という設定ができ、配達リクエストを受ける作業を自動でやってくれるシステムがあるので、稼働中でも次の配達リクエストを取り逃がすことがありません。
menuは最近、GPS(位置情報)も取り入れている傾向があるため、「早押し」と「GPS(位置情報)」両方にマークが付いています。
配達パートナーとして稼働するのに、自分がどっちのシステムの方がやりやすいか判断する必要がありますが、どちらでも配達リクエストを受けられないということはありません。
それだけ多くの注文がありますし、配達パートナーとして稼働するタイミングや天候にもよるので、どちらでも稼ぐことができるようになっています。
ピックアップ・ドロップ先情報
配達パートナーは、注文があった料理をレストランにピックアップ(受け取り)に行って、注文者へドロップ(受け渡し)するまでが一連の業務となっています。
配達リクエストを受ける際、気になるのが「レストランまでの距離(ピックアップ先)」と「注文者へお届けするまでの距離(ドロップ先)」ですよね。
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
配達リクエスト 通知時点 |
Uber Eats | 出前館 | DiDi Food | menu |
ピックアップ先 (距離) |
○ | ○ | ○ | ○ |
ピックアップ先 (レストラン名) |
○ | ○ | ○ | ー |
ドロップ先 (住所情報) |
○ | ー | ○ | ー |
配達パートナーとしては、現在地から近い距離の配達リクエストを何件もこなせる方が効率的に稼げますので、ピックアップ先とドロップ先の情報が欲しくなります。
上の表をみても分かるように、ピックアップ・ドロップ先の情報は、それぞれのフードデリバリーサービスによって導入しているシステムが違います。
Uber Eats のピック・ドロップ情報
Uber Eats は新料金体系への変更と同時に配達リクエストの仕組みも変更(2021年5月)され、ピック・ドロップ情報が分かるようになっています。
なので、配達リクエストを受ける時点で受け取り先もお届け先も分かるので、その情報をみて受けるかどうか判断することが可能になったということです。
ですが、Uber Eats には、配達パートナーの評価を表す「応答率」がありますので、あまり拒否が多いと配達リクエストが制限される可能性もあるので注意しましょう。
出前館、menuのピック・ドロップ情報
menuは、配達リクエストを受ける際、ピックアップ先までの距離だけしか表示されないので、レストラン名も表示されません。
出前館に関しては、レストラン名もわかるようになっていますが、基本的にはmenuと同じですね。
配達パートナーが配達リクエストを受けると、ピックアップ先のレストラン名や住所が表示されるので、料理を受け取りに行きます。
配達リクエストの際、ピックアップ先とドロップ先のすべての情報が分かってしまうと、距離が遠い配達リクエストを受ける人がいなくなってしまいますよね。
なので、配達パートナー間で公平性を保つためにも、ピックアップ先とドロップ先情報は表示されていないということです。
DiDi Foodのピック・ドロップ情報
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
一方、DiDi Foodは、配達リクエストを受ける前にピックアップ先とドロップ先が分かる仕組みになっているので、自分にあった配達リクエストを選ぶことができます。
とはいえ、配達パートナーは、みんな同じ場所にいるわけではないので、それぞれ配達パートナーにあった配達リクエストを受けることになります。
ただ、配達パートナー業務に慣れてくると、配達リクエストを待つ場所が同じエリアになってくる可能性はあるので、希望の配達リクエストを必ず受けらるわけではありません。
稼働するエリアやタイミングによって、現在地から遠い配達リクエストしか受けられない場合もあるので、稼働する曜日や時間帯など工夫してうまく稼働することが大切ですね。
ピックアップ先とドロップ先が「分かるシステム」と「分からないシステム」は、人によって好みがわかれるので、自分にあったシステムを選ぶようにしましょう。
配達パートナーの顔写真表示
業務委託による配達パートナーは、顔写真をアプリ上に表示するのが一般的となっています。
顔写真を公開することで、注文者としてはどんな人が届けてくれるのか分かるので、安心して待つことができるという仕組みです。
とはいえ、配達パートナーからすると、できれば顔写真を公開したくないというのが本音ではないでしょうか?
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
顔写真 (プロフィール写真) |
Uber Eats | 出前館 | DiDi Food | menu |
アプリ公開 有無 |
あり | なし | あり | あり |
上の表をみても分かるように、Uber Eats 、DiDi Food、menuは、登録する時に顔写真をアップロードして提出する必要がありますし、ドライバーアプリや注文アプリに顔写真が表示されます。
ですが、出前館は、配達パートナー登録の際に顔写真をアップロードして提出する必要もありませんし、アプリ上に顔写真が公開されることがありません。

出前館配達パートナーは、自分が稼働したいエリアの出前館拠点に登録して、その拠点が担当しているエリアで稼働することになります。
もし、出前館配達パートナーが稼働中に何かトラブルがあった場合、基本的に出前館拠点に連絡するようになっていますし、逆に、注文者も出前館配達パートナーには直接連絡ができないので、出前館拠点に連絡するような仕組みです。
なので、出前館のシステム上アプリに配達パートナーの顔写真を公開しなくても問題ないということでしょう。
配達パートナーには興味があったけど、顔写真を公開するのはちょっと・・・と思っていた方は、出前館配達パートナーがおすすめですね。
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Uber Eats 、出前館、DiDi Food、menuの報酬の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ) 、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)配達パートナーとして稼働した時に「得られる報酬」について解説していきます。
報酬を算出する例として、
- 稼働エリア:大阪府
- 配達車両:自転車
- ピックアップ距離:2km
- ドロップ距離:2km
ということを前提で解説していきましょう。
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
報酬 | Uber Eats | 出前館 | DiDi Food | menu |
受取料金 | 新料金体系 による変動制 |
ー | 自転車 (140円) バイク・軽自動車 (150円) |
ー |
受渡料金 | ー | 自転車 (150円) バイク・軽自動車 (150円) |
ー | |
距離料金 | ー | 自転車 (45円/km) バイク・軽自動車 (50円/km) |
ー | |
固定料金 | ー | 東京•千葉•埼玉•神奈川 (715円) 宮城県•愛知件•大阪府•兵庫県 広島県•福岡県•鹿児島県 (660円) その他エリア (550円) |
1回配達 (260円) + 距離(km)x距離(km)x20(円) |
|
サービス 手数料 |
10% | ー | 無料 (キャンペーン中) |
10% |
インセンティブ 有無 |
あり | なし | あり | あり |
ブースト 有無 |
あり | あり | あり | あり |
1回の配達報酬 (ピック2km, ドロップ2km) |
変動制 | 660円 | 340円 | 580円 |
※インセンティブやブーストは曜日や時間帯で違うので、1回の配達報酬に含めません。
Uber Eats 配達パートナーの報酬
Uber Eats の報酬は、
【新料金体系】
基本金額(受取+受渡+距離+予定時間報酬) + 配達調整金 + インセンティブ
【旧料金体系】
報酬 =「基本料金(受取料金+受渡料金+距離料金) - 手数料」+「インセンティブ」
という計算式で算出されます。
Uber Eats 配達パートナーの距離料金は、ピックアップ先からドロップ先までしかカウントされません。

また、2021年5月より新料金体系に変更されているので、基本金額の算出方法も変更されています。
【基本金額】
基本金額は配達で獲得する配送料の基準となる金額です。配達に費やす予定の時間、距離また、商品の受け取り場所や届け先が複数あるかどうかを基に算出されます。
【配達調整金】
以下のような特定の状況において、基本金額に加えて配達調整金が加算されることがあります。
- 通常の目安よりも交通状況が混雑している場合
- 通常の目安よりも商品の受け取り場所での待ち時間が長い場合
- 配達パートナーの数が少なく通常よりも配達の需要が多い場合
Uber Eats 公式より引用
今までは、エリアによって受取料金や受渡料金など固定されていましたが、新料金体系では配達ごとに変動する仕組みとなっていて算出方法の詳細は定かではありません。
Uber Eats 配達パートナーによって意見は様々で、新料金体系になって稼げるという意見もあれば、稼げないという意見もあるようなので、詳しい情報がまとまり次第随時更新していく予定です。
出前館配達パートナーの報酬
出前館配達パートナーの報酬は、距離料金など関係なく固定で決められているので、大阪府で稼働した場合は、1回の配達で「660円」得ることができます。
DiDi Food配達パートナーの報酬
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
DiDi Foodは、Uber Eats と同じように、
ポイント
報酬 =「基本料金(受取料金+受渡料金+距離料金) - 手数料」+「インセンティブ」
という計算式で算出されます。
ただ、DiDi Foodの場合は、ピックアップ先に移動するまでの距離もカウントされるので、配達パートナーとしては嬉しいシステムですね。
稼働条件にあてはめてみると、
340円 =「140円 + 150円 + 180円(4km x 45円)
といった報酬が算出できます。
menu配達パートナーの報酬
menu(メニュー)は、1回配達「固定260円」と配達した「距離(km)x距離(km)x20(円)」で算出されます。
距離は、ピックアップ先レストランまでの移動距離もカウントされる仕組みです。
稼働条件にあてはめてみると、
580円 =「260円 + 180円(4 x 4 x 20円)
といった報酬が算出されます。
こうして比較してみると、出前館の報酬が1番高くなりますが、インセンティブやブーストを含めていない基本報酬ですから、参考程度に留めておきましょう。
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Uber Eats 、出前館、DiDi Food、menuの選び方
Uber Eats(ウーバーイーツ) 、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)の中で、自分にあうところを選択するために、それぞれの特徴をまとめてみました。
DiDi Foodは2022年5月25日でサービス終了
Uber Eats | 出前館 | DiDi Food | menu | ||
対応 エリア |
|||||
稼働 システム |
配達 リクエスト |
||||
顔写真 有無 |
|||||
ピックアップ ドロップ情報 |
|||||
報酬 | |||||
おすすめ ポイント |
広いエリアで 稼働できる |
顔写真が 表示されない |
これから成長 今がチャンス |
ロング配達で 距離報酬増加 |
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公式登録ページ リンク |
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2022年5月25日 サービス終了 |
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まず、第一条件として、配達パートナーとして稼働したいエリアが対応していないと、登録することはできても稼働することができません。

Uber Eats と menuは、ほぼ全国展開していますが、エリアによってはサービス提供されていないところもあります。
次に選ぶポイントは、「稼働システム」もしくは「報酬」ということになりますが、報酬は稼働する曜日、時間帯、エリアなどで変わってくるので、実際に稼働してみないと分かりませんから、稼働システムを選択していきます。
第二条件として「配達リクエスト」、「顔写真有無」、「ピックアップドロップ情報」で重視したいポイントで選択してみましょう。
例えば、どうしてもアプリ上に顔写真を表示したくないというのであれば、出前館配達パートナーがおすすめですし、配達リクエストは早押しじゃない方が良いという場合にはUber Eats やDiDi Foodがおすすめです。
どうしても決められない場合、気になっているところ全部登録して稼働してみるといいかもしれません。
必ずひとつに絞らないといけない決まりはありませんし、複数登録しておいて日によって変えている人も多くいますから、自分に合ったところを探す意味でも色々試してみるのもひとつの方法ですね。
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まとめ(Uber Eats 、出前館、DiDi Food、menu比較)
Uber Eats(ウーバーイーツ) 、出前館、DiDi Food(ディディフード)、menu(メニュー)それぞれの配達パートナーについて比較してきました。
それぞれが持っている特徴がありますので、どのフードデリバリーサービスで稼働しても問題ありません。
ここまで紹介してきた内容で決めるポイントとしては、
1.対応エリア > 2.稼働システム(報酬) > 3.報酬(稼働システム)
というように、最低限自分の稼働するエリアが対応しているか確認しておくことが大切です。
対応エリアさえ問題なければ、あとは自分が重視したいポイントを比較して選んでいけば安心して稼働することができます。
自分にあうところを正確に見極めたいのであれば、対応しているエリア全てのフードデリバリーサービスを体験してみるのもひとつの方法です。
掛け持ちしている配達パートナーはとても多いですし、稼働してみて分かるポイントも人によって違いますから、まずは1番気になっているところから登録して稼働してみましょう!
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